2020年10月3日(土)に、すみだ向島EXPO2020の隣人プロジェクトとして、墨田区八広にある「旧邸」の庭で、「迷宮と牛」のパフォーマンスを行います。
「すみだ向島EXPO2020」とは
東京墨田区に残る戦前に建てられた木造の長屋や古い民家を利用した体験型の芸術祭で、
曳舟エリアを中心にの街中会場約40か所で開催している(会期:2020.9/12〜10/11)要チケット購入。
「迷宮と牛」とは
ギリシア神話の牛頭人身の怪物ミノタウロスと迷宮をテーマに、長屋の中庭に七重周回路を持つ迷宮形象を作成します。
作成過程は360度カメラを用いてライブ配信予定です(10/3 11:00頃)。準備が整い次第、視聴用URLをアップします。
ミノタウロス視点で迷宮が出来上がっていく様子がご覧いただけます。
迷宮は作成後解放され、自由に立ち入り可能となります。迷宮内に「牛」の仮面がいる時間もあります。
■仮面とは
世界中の民族や文化に仮面は存在し、神聖なものとして扱われてきました。
仮面は、宗教的な祭儀や呪術の場で神様や超越的な存在と交信し日常と非日常を繋ぐ媒介者であり、
仮面を被ることで人智を超えた力や知識を得てきました。
では、現代に生きる我々が仮面を扱うのはどんな意味を持つのでしょうか。
一つには、変化を体験するということがあすます。変化をするということは仮面の本質です。
仮面を被ると顔が変わり、声が変わり、動きが変わり、キャラクターが変わります。
その変化は本人の意図を超えた強烈なものである一方、頭で制御しようとすると消えてしまう繊細なものです。
俳優にとって、自分を投げ出し私とは違う何者かになる体験は演技や役作りをする上でプラスになるでしょうし、
日常生活の中ではなかなか味わえない自分以外の者になる体験を味わうのも楽しみ方の一つだと思います。(続く)